『ブレーメンの音楽隊』

『シンデレラはまほうつかいのかぼ茶の馬車で、
 お城のぶとう会にいったぴょん!
 王子さまとおどっていたら、
 帰る約束の12時になっちゃったぴょん!
 急いで帰るだぴょ〜ん!』


上記は2004年版ミニモニ。カレンダー(11、12月)に書かれている
シンデレラーのストーリーである。
無意味に『ぴょん!』を乱発したり、結末を描いていなかったりと
次元が低すぎる内容だが、ミニモニ。とおとぎ話を結びつけた点では評価していた。

2003年のカレンダーでは英単語を教え、来年はおとぎ話。
今やミニモニ。は単なるアイドルではなく子供達の(情操)教育にまで
影響を及ぼす存在となっている。
そして来年、NHKによってグリム童話ミニモニ。のコラボがTVでも再現される事となった。

ブレーメンの音楽隊』

誰もが知っているだろうが軽く物語を説明すると、
“役立たずになったロバ、犬、猫、雄鶏がブレーメンのお抱え音楽隊になろうと
 ブレーメン目指して進んでいくうち、盗賊の隠れ家に行き当たってしまう。
 4匹の鳴き声で盗賊を脅かして追い払い、隠れ家を乗っ取ってその後は幸せに暮らした”

天下のミニモニ。が“役立たず”な役を演じるのはかなり無理がある。
叶姉妹を15人大家族スペシャルの輪に混ぜるくらい無茶だ。
だが、グリム兄弟が生まれた街、ハーナウの今のメルヘン劇は
4匹の飼い主は4匹を捨てたのではなくて、4匹に逃げられた事になっていたという。
今回のミニモニ。も現代的グリム解釈で演じる事になるのだろう。

次はそれぞれの配役とコメント。

高ちゃん(どーせ私なんかタイプ)…「役は私に似てて、自然にできた」

のの(はみ出し劣等生)…「ギターは触るのも初めて。家でも必死に練習しました。
             マメができるほどになったときはうれしかった」

あいぼむ(悲しみを秘めて健気に生きる)
…「忘れ物をしたりとドジな役柄は私そっくりで演じやすかった」
 「英語のセリフに苦労」「一生懸命生きていく役にすごく励まされた」


本人達の発言からも判るように、彼女達の性格を知った見事な配役である。
これを考えた人間は間違い無くディープヲタだろう。

お化けが出てきてケンカする高ちゃんのシーンや、ミカのスナフキンっぷりなど、
楽しみにしている部分は沢山ある。
中でもフォークやハーモニカを実際に演奏しているののなんて、
話を聞いただけで感動した。
プロですら弾いた“フリ”してTVに出てる世の中、
別に、実際ののが演奏しなくても幾らでも誤魔化す方法はあるはずだった。
それを敢えて実際の演奏にこだわった演出(脚本)家の姿勢には感心したが、
家でマメができるほど練習を積んで期待以上に答えたののは本当に凄いと思った。
しかもそのマメができた事をうれしいと言ったのの。本当に頭が下がる。

あいぼむは、忘れ物をしたりするドジな役柄との事だが、
この辺は世間の思い描いている“加護ちゃん”に近い。
敢えて言うまでもなく、今まで通りに演じてくれる事だろう。
特筆すべきは彼女の性格設定にある“悲しみを秘めて健気に生きる”というところ。

−−−−−加護ちゃんは明るく元気で活動的。

ドラマでのあいぼむはこんなイメージの役が多い。
別に間違いではない、間違いではないがそれしかできない御方ではない。

『LOVEセンチュリー』でぼむは“亜依”という重い心臓病にかかった役を演じていた。
重病にも関わらず笑顔を絶やす事の無い彼女。
その笑顔はとても儚くて切なかった。

天真爛漫な加護ちゃんはもう世間の誰もが知っている。
ブレーメンではあの刹那の悲しみを表現したあいぼむが見れるのかもしれない。
そうすればきっと世間は、最近ファンになった人達は、
加護亜依さんの新しい一面に驚くだろう。
そして私が号泣する事だけは間違いない。<<『番外(番宣編)』>>


さて、番宣でののが…ののが…

の の が 「 ポ ッ ポ ー ! 」 言 う て る や ん ! !( ´酈`)<ポッポー♪
   
私をあいぼむ推しから『信者』へと変化させたミラクルワード。
辞書登録では『あいぼん⇒変換⇒(*~ο~*)<ポッポー!!』と、
「ポッポー!!」まで入れてるほど「たこちゅう」と並んで
私が座右の銘にしている言葉である。
それをののが動作付きで再現してくれた…。

誰か勝てる人いますか?今の私の幸せっぷりに。
髪型似せても結局、
YAWARAになれなかった亮子ちゃん程度では比較にならない幸せっぷりなんですよ?
デーブスペクター見てもイライラしないくらい心のユトリ持ちまくりなんですよ?
のの以外ならブチ切れていただろうけど、でもののなら問題無し。オールナッシング。

更にはあいぼむのメイドまで披露されている。
誰か勝てる人いますか?あのメイドぼむに。
現職のメイドでも勝てないだろう。何故ならあいぼむの場合は…

『キャラ勝ち』だから。

どんなにその道のベテランだろうが、このキャラ勝ちには敵わない。
ぼむ>>>>>>げーのーじん>>>>>見えない壁>>>>>>庶民>>俺  
このくらい差がある。
そうだ世の中不平等だ!only oneなんてどこにもない!
全てに上下はあり、そしてno1がいいに決まってる!
どんなにがんばってもニーナじゃ三島家に勝てやしないんだよ!
冬くらいボーナス出しやがれっ!グルァ!


このブレーメン、三部構成でそれぞれ時代設定がある為、
ミニモニ。同士の共演が無い可能性が高い。(スナフキンミカ除く)
やるとすればあいぼむの最終話くらいだろう。
主役としてTVドラマに出演するのはメンバー達にとって今回が初めて。
新たな発見や得たものも多かったはずである。
そうして更に成長したメンバーが力を合わせて物語を完結してくれたらもう言う事はない。
ブレーメンの音楽隊』を只の引用だけで終わらせない為にも是非と願う…。


 @ @
(*~ο~*)<ポッポー!!