『ブレーメンの音楽隊』〜2回目の奇跡〜

今回も圧倒的なののたんワールドで幕を閉じたブレーメン
ギターを壊されたり、親から「イラネ(゜⊿゜)」発言されたりと、
『悲』を前面に押しだした回だった。


途中、父親の暴言にマジ切れしかけた時もあったが、
結局はののたんの前向きな姿勢を観てるだけで
私は天国を30分体験した。


「自分はダメな奴」と思っている人間じゃないとオバケの姿は見えない。
あれだけ行動的なののにもオバケが見えるという。
他のメンバーを見てると判るように人間は劣等感を持つと
卑屈になる、臆病になる。
でもののだけは自分はダメな奴だと思いながらも、
全てを前向きに生きていた。


実際の辻さんは生まれた時から生涯勝ち組だけど、
このドラマの彼女をみてると劣等生の自分を重ね合わせてしまう。
そして勇気づけられるのだ。
何も無いけど全てを前向きに生きていこうって。


この間、お悔やみ事で田舎に帰った私は
親戚たちの出世話を聞かされて少し凹んでいたけどもう大丈夫だ。
私は私らしく前向きに生きていく。


ののたん、いつも助けてもらってばかりですね。
あなたのパクリだけど今日は俺からのお礼のフォークを聴いてください。



 『俺フォーク』/でんでん



上の兄貴は石油王♪


従兄弟の兄貴は年収3000万♪


俺だけがなんの取り柄もない出来そこない♪


だけど〜♪私は出会った♪ののとぅあんに出会った♪


親父に内緒で魂が震えた夜♪


オ♪オ♪オ♪あいのの〜♪ やっとみつけた私の道♪


オ♪オ♪オ♪あいのの〜♪ でも明日はキッズイベ






□□□□□□□≪私事≫□□□□□□□□



山口に帰り伯父を弔ってました。
武道も芸術にも秀でた伯父だったけど、
気性が荒くて気難しい人でした。
だから私はお世話になっていたけど伯父が余り好きではなかった。
通夜も葬儀も泣いたけど、その涙は残された親族に対してのもの。
伯父に対しては冷静でした。


やがて火葬を終え遺骨を家に持ち帰った時に、
その伯父の部屋に行ってみる事にしました。
本棚には芸術の本から哲学の本、
伯父らしい書物がズラリと並んでました。
でも二点だけね、発見したんですよ。


『ビビアン』と『禁断のエロス』と書いた写真集を。


思わず笑ってしまったと同時に、
この時初めて伯父への親近感が芽生えました。悲しみも。


〜天国の伯父さんへ〜


伯父さんがまさかビビアンとか持ってるとは思わなかったよ。
まあビビアンはいいとして、禁断のエロスはないっしょ?
伯父さん直球すぎるよ伯父さん。(微笑)


俺もカミングアウトするけど、
あいぼむが大好きなんだ。LOVEも入りまくり。
え?誰の事だって?
モームスの加護ちゃんだよ加護ちゃん
俺が今亡くなったら親戚中が震え上がるほど遺品が出てくるよ。
それくらいマジなんだ。


この先どうなるか判らないけど、
伯父さんの豪快な生きっぷりを心に刻み込んで生きていくよ。
天国で見守っててください。
では、心よりご冥福をお祈りしてます。