娘。in大阪城〜W編〜

今回の娘。ツアー。セットリストは実に起伏に富んでいた。
娘。はロックな存在だと思い出させてくれた浪漫。
最強のアイドル集団にだけ許された曲、GO Girl。
一時は娘。の将来が心配になったほどのクレイジーな曲ひょうたん島。


これら出だしの三曲だけでモーニング娘。
一体どんな存在なのかよく判る。
アーティストでもアイドルでも無いし、そのどちらでもある。
やはりエンターティナーという言葉が娘。には一番似合う。


このように攻撃的で緊張感のある曲目が続く中、
遂に我等がW(あいのの)が登場した。


「お待たせ〜♪♪」


ファンの前に初登場、そして新曲初披露だというのにこの貫禄。
これまでの緊迫した空気が高いテンションを潜ませながら
一瞬にして和やかになった。
二人ステージに並んでいるだけで、そこはもう万華鏡。
「萌え!」「奇跡!」「神!」「キャワッ!」etc…
あらゆる感情が溢れ出してくる。まさにオートミラコー状態。
私が夢にまで見た瞬間だ。


ダンスの方は子供から大人までマネしたくなるような、
まさにWらしい振りつけになっている。
小指を絡ませWを作ったり頬寄せたりと合わせ技が多い。
息を合わせるだけではない、お互いの信頼関係があってこそ
成り立つ技だろう。
(ちなみに私とDIJは振りマネしてたが、
 頬をくっつける事だけは出来なかった。
 実はお互い信頼してないのが露呈した一瞬だった。)


歌い方はナチュラルボイス。
二人とも七色の声を使い分ける事ができるが、
今回はあくまで自然に、高低もそれほど分けずに歌っている。
真のデビューシングルではないとはいえ、
もっとも世間の注目を浴びる時に下手に色を付けない
この直球勝負っぷりには、事務所のWに対する期待と信頼の高さが覗えた。


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白い色は恋人の色
恋のインディアン人形
待つわ
Give Me Up!
淋しい熱帯魚 他 

        
今判っているWのアルバム収録曲。
WINKにあみん、BaBe、リンラン…。
一言で女性デュオといっても様々な色があり、
様々な歌い方をしているが、あいののはこれら全てを歌いこなし
自分達のものとしていくのだろう。


昔と今の音楽、そして家族を繋げるW。
壮大すぎ。