萌えの0617/ののとぅあん

リンリンリリン♪リッリッリリンリンッ♪
リンリンリリン♪リッーリリリリリンッ♪


( ´酈`)<ポッポー!!


ありえねぇ!ありえねぇよ!
なんだよあの可愛さは!!
ブレーメン?音楽隊?はんっ!そんなん知ったこっちゃねぇよ!
ののたんが奇跡すぎんだよ!
なんだよあれ!?
ストーリーも糞もねぇじゃん!
ののじゃん!!
果汁100%ののたんじゃん!!


どうしたよ?俺の筋肉。何震えちゃってるんだよ。
片手腕立て伏せとかしちゃいたいのか?
お前の熱くなった萌えをそれで醒ます事ができるなら
それもよかろう。


ん?お前達も何かしたいのか?俺の両腕よ。
よし、片手腕立てが終わったら君達には
フォークを持たせてあげよう。思う存分弾くがよい。


もうね、あんな番組を土曜の7時なんかに
放送しちゃっていいのですか?
愛の詩シリーズは少年少女の情操教育を意識してたと思うけど、
あれはある意味25禁でございますわよ?


想像してみてくださいよ。
【俺スタンド:ドリーム発動】
休日の夜ご飯を一家団欒で楽しく食事をしているんです。
サッカーの試合で大活躍。試合には負けたけど、
得点を決めた事を自慢気に話す健一(12歳)。
西武の冬物半額セールで上手にお買い物が出来て
今日は大満足だった和恵ママ。(38歳)
そんな家族の話を微笑みながら聞いている潤一郎。(43歳)
優柔不断なところがあるが、一家の大黒柱で家族から信頼されている男。


楽しい食事の最中、ふとTVを付ける健一。
そこにはブレーメンが放送されていた…。


( ´酈`)<フォーク♪フォーク♪


健一の中で何かが壊れた。
そして未知の感情が彼の心を支配する。
この日、健一は一つ大人の階段を昇った。


健一に比べると潤一郎はさすが一家の大黒柱、平静を保っている。
だが、パパの箸の震えを和恵は見逃さなかった。
問い詰める和恵、躊躇する潤一郎。
問い詰める和恵、躊躇する潤一郎。
問い詰める和恵、躊躇する潤一郎。


潤 一 郎 の 気 持 ち が 判 り ま す か ?


妻も子もいるんですよ。いいパパなんですよ。
でも惜しいかな生まれるのが早すぎた。
地位も名誉もある彼が今ソッチの世界に逝くにはリスクが大きすぎた。
潤一郎はこの日から一生、業を背負って生きていく事になる。
“DEAD or 萌え?”さあ、苦悩するがよい潤一郎。
【ドリーム終了】


こんな感じで、今日は日本各地で食卓大戦争が勃発したはず。
あの内容で土曜7時は早い!早いよNHK!
潤一郎の死を無駄にしないでくださいよ!




『誰もが完璧になれる素質はあるが、
 奇跡を起こせる人間は生まれた時から決まっている』  でんでん