安倍なつみコンサートツアー2004〜あなた色〜

「な〜っち!な〜っち!」
「な〜っち!な〜っち!」


魂を振り絞るようにして繰り返されるコール。
6年という長い月日、待ちに待ったその時が今解き放たれる。
さあ、いよいよ開演の時だ!



〜開演時間から25分経過〜


「…な〜っち!な…なっち!」
「……なっち。」


HELP!熱っちいヲタを冷ますのに十分な開演時間延長。
ヲタが疲労しきった所に、なっちの6年間の軌跡を辿った
映像がスクリーンに映し出された。
「おおっ〜!」と歓喜と感動の声が入り混じった観客席。


耳馴染みのあるオリエンタルなイントロが流れ、
ドレスに身を包んだなっちが登場した____。


という事でなっちコンに行ってきました。
想像以上に熱かったですね。ヲタもですがなっち自身が。
私が参加したのは6/12(昼)のホントの最初の公演だったんですが
終始なっちの顔は真っ赤でした。
ネガティブなっち右翼(モロ)なんかは
30分押した事もあってなっちの体調を気にしていたほど
異常に顔が赤かったんですよ。
歌やダンスやMCに別段不調は見られなかったんで、
私は緊張と興奮の為だろうと思ってましたけどね。
(夜公演ではMCも倍喋ってたりして落ち着いてたようです)


娘。の中心的存在として約6年も芸能界を突っ走ってきたなっち。
ソロも舞台もドラマもこなして来てるけど、
やっぱりソロツアーというのはなっちにとって
特別なものだったというのが良く判りました。


セットリストは今のなっちと、古き良き時代のナンバーが
勢ぞろいして「もーむすにはもう着いていけない…」なんていう
ロートルファンには最高の内容となってました。
私は中間的なヲタなので本当の『ふるさと』に感激し
トウモロコシのノリに驚いたりと新鮮さの中に歴史と懐かしさを
噛み締めてました。


個人的に一番泣いて感動したのが『せんこう花火』。
正直それほど好きな曲じゃなかったんですけどね。
CDの頃と重みが全く違うんです。
22歳の私じゃないけど、5年前とはいい意味で変わったと感じました。
ライヴに行かれる方は是非注意してセカモの頃と
聴き比べてください。


ゲストは裕ちゃんと圭ちゃん。
当時を振りかえったMCや三人で懐かしいナンバーを披露してくれた。
“ソロアーティスト安倍なつみ”のコンサートなのに、
モーニング娘。イズム全開なんですよ。
ASAYANの頃の娘。が忘れられなくて、さ迷っていた
ヲタの魂を受け入れ導いてくれる空間がそこにありました。


客層を見ると女・子供はほとんど見かけません。
若干年齢層が高くて青春時代をなっちと共に過ごし、
今も応援しているような感じの人が多そうでした。
スローテンポな曲が多いのと、熟練ヲタ密度が高い為か
空気の読めない声援や応援をとる人間は少なかったです。
あのセットリストでは暴れヲタもいづれ来なくなるでしょう。


このなっちツアーでロートルと、新しいファンが
ハッキリ棲み分けされるでしょうね。
モーニング娘。の何に魅かれてファンになった?
モーニング娘。らしさって何?
モーンング娘。のどこが好き?

なっちのソロツアーなのに改めて娘。について
考えさせられてしまいます。


今回はまだファーストという事もあって、
“楽しい”“懐かしい”で十分でしょうが
いづれなっちも娘。を完全に過去のものとするような
ステージを創り上げなくてはいけません。
娘。の顔として輝いていたからこそ、
逆にソロとしてはそれが先入観や固定概念となって重荷になってしまう。
過去の思い出だけに囚われちゃいけない。
だってなっちは今も走りつづけてるのだから。



全ての曲を歌い終わった後、
厚生年金会館を首を傾けながら笑顔で全力で走るなっち。
1階の端から3階まで一回づつ深くお辞儀をしてした。
そして会場を出ていく者達から次々と聞えてくる
「ヤバイ俺泣きそう」「感動した…」という声。


ファンの大切さをいつまでも忘れないなっちと、
彼女を信じてついてきたファンがいる限り大丈夫。
そう感じた一幕でした。



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◆12日参戦した人さん
>マスクも付けずに「ゴホゴホ」してた方が居ましたが
>人違いですか?(笑)
リストしてて1階の後ろ埋もれ席だったら多分私ですヨー。
開演前はマスクして弱々しく座ってたんですけどね。
見えないし息苦しいので立って外しちゃいました。(爆)
まだ全身倦怠感と咳と眩暈がありますが多分大丈夫です。
ご安心ください。(笑)