『私と私とこれまた私』〜狂気乱舞ポッポ後編〜

<前回のあらすじ>
幼い頃から鳥に憧れ、鳥と共に暮らしてきた少年が
ひょんな事から人から鳥に変身できる宝物を手に入れた。
だがこの宝物、そう簡単には鳥にさせてくれない。
唯一松浦亜弥のライヴでのみチャンスがあるという。
名古屋を目指して途中ドラゴンとの死闘や死神を振りきって
遂に少年はエルドラドに辿りついた。


圧倒的な存在感で電波を放つあーや。
宝物を身に纏った少年。
奇跡の香りに乗せて少年の明日なき戦いが今始まった…



ピポパポピピペポ♪   ピポパポピピペポ♪


从‘ 。‘从y━~<A-YEAH!


…動かない。体が重い。
イントロはいつもののたん直伝のマワリ(改)をしているが
体が言う事を聞いてくれない。
重い。暑い。重い。暑い。一体なんだこの苦しみは!?
判りたくもないデーブーの気持ちが、ちょー判ってしまう。
隣のべーやん氏は気を遣ってか
大人しくしてるが随分楽しそうだ。


普段の動きができないってこんなに辛いものだったのか。


「若い頃はワシも〜」とか言ってる人達、信じてなくてごめんなさい。
今は廃人な人、ごめんなさい。
ガッツさん、輪島さん、カーロスさん、
クリスマスは彼女とニューヨークで過ごしたというピストルさん。
昔はきっと凄かったんだよね。勇者だったんだよね。ごめんなさい。


『オリジナル人生』


なんとか落ち着きを取り戻し、鳥本来の動きを思い出してきた。
肘は曲げてはいけない、歩く時はコミカルに、首を傾け、
あくまでキュートにセクシーに努めた。
間奏であーやがダンサーに持ち上げてられる所は
いつもべーやん氏に抱えて貰ってポッポポーズで決めていたが、
普段のように持ちあがらずちょっこす不発。
べーやんの怪力でも持ち上がらないとはさすがロトの鎧。防御力抜群だ。


『恋してごめんね』
Yeah!めっちゃホリディ


3曲目で既に疲労困憊の私に対して、
だんだん私への気遣いを失いつつあるべ〜やん氏。
途中私のテリトリーに何度も侵入されるが、
「ああ、どうぞお使いくださいぃー」という感じで引いた。
イジメられっ子の気持ちもタップリ判った。
鳥になるのって辛い。


『YOUR SONG』〜〜『LOVE TRAIN』


もう半分記憶が飛んでいた。
携帯酸素を吸って辛うじて生きている感じ。
私を危険視していたであろう警備員の数は二人から一人となり、
残りの一人の目もどこか哀れんでいる様子だ。
そして、この頃からずっと自問自答が続いていた…。


「あーやの視界から完全に外れてるじゃん!ポッポ意味ネー」
「ってか、医者に止められてるのに何してるん俺?頭悪すぎない?」
「ってか、ってか、俺楽しい?辛いだけじゃない?
 しかも誰もウザがってるだけで喜ばれてないぴょん?」
「そもそもポッポって何?」
「あーやが宣伝しなけりゃぶっちゃけポッポなんて只の着ぐ(ry」


この繰り返し。
それでも体に染みたポッポな動きだけは止まらない。
次の曲は最強の暴れ曲…止まらなきゃ。まだ氏ぬ訳にはいかない。


『絶対解ける問題〜』


イントロで隣のべ〜やん氏がスカした顔でこちらを見つめる。
「オマイ踊れないだろう?ん?くやちいか?ヴヒャヒャ!」
こんな心の声が丸聞こえだ。
くやちい。すんごくくやちい。でも下手に動けば氏あるのみ。
あーやとの掛け合いの部分を除いて我慢しまくった。
私の前通路まで使って大ハシャギなべ〜やん。
私の中で何かが壊れかけていた。


『夏男』


夏男のイントロを聴いた瞬間全てが弾け飛んだ。
結核?シラネ(゜⊿゜) 燃やせ!心の小宇宙!
飛べよ!㌧んじゃいなよ俺!


腕と足のポッポをまくり兜(頭ポッポ)を投げ捨てて激しくポッポ!
通路横のロープが何故か張られてないゾ?
フェイドアウトからインして激しくポッポ!
間奏は勿論ポッポダンス&ツップリ!
最後はブリッジを決めてフィニッシュだポ!
隣のべ〜やんは警備員の足を掴んでるポ?(本人談)


この時私は飛んだ。別の意味かもしれないが確かに飛んだのだ。
翼は半分折れ、頭は吹き飛び、体も半分人間しちゃって
それはポッポというには見苦しすぎる姿だったろうが、私は鳥になれた。
ありがとう松浦さん、そしてポッポ。
でももう鳥にはならないと思います。



好きなように生きる。
嫌いなことは絶対にしない。

それができれば苦労はないと物知り顔に言う人間は多いが
そうした生き方に挑戦する人間は少ない。 風間一輝


※頭の悪い子丸だしな内容ですが、
千秋楽では勿論ポッポは着ずにあーやを全力で応援してましたよ。



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<メルフォレス>


>DIJさん
散々呆れた口調で罵っておきながら
続きの催促とは流石ですね。
卒業まで毎日更新すると言っておきながら
早くも2回書いてないくらい流石です。


>さとさん
細かい突っ込みは勘弁してください。(w
『可能性の道』は自分は大して好きな曲じゃなかったけど(爆)
ツアーで何度も聴いてるうちに変わりました。
今度の『YOUR SONG』も今んとこ微妙な感じなんで
さとさんは気に入りそうですね。(笑)


>コウイチロウさん
ポッポあややは上記の通りです。(爆)
初めにそんだけ誉めて貰うと
上のレポがどう思われたのか不安ですがな。(苦笑)
「心のB面」、いいフレーズですね。
今度使うかもしれませんがよろしくです。(笑)


>かぼ茶さん
誉めてくれる前にレポ書きなさいよ!レポ!(w
めっちゃ待ってますがな。