『ふるさと』〜ののver〜

「でんでんはアレ観たら絶対泣くよ(DIJ)」 


自分でも絶対に泣くだろうとは予測していた。
だから鑑賞した時は何時泣いてもいいように
両手にティッシュを一杯握り締め覚悟を決めていた。


やっぱり涙は流れた。
でもティッシュはほとんど使わなかった。使う暇すらなかった。


何故涙が出てきたのだろうか。
自分の大好きな曲をののが歌ってくれたから?
想像以上に素晴らしかったから?
ののたんキャワすぎ?


多分全てだろう。
でも一番の理由は判っている。
それはのののソロが観れたから…。


娘。加入当時の彼女の歌声は可愛らしいが拙なさがあった。
だが、脅威的なスピードで歌唱力のスキルを上げていった。
発声法の上手さ(巧さ)だけでなく、
声質、低音域まで変化させるというミラクルをやってのけたのの。
3文字だけのパートだろうが、
全く魅せ場が無くてもののはいつでも全力だった。


今の彼女の才能が全て引き出された所が観たかった。
ミニモニ。ともωとも違う、モーニング娘。の延長上にある
辻希美の姿が観たかったのだ。


自分らしく『ふるさと』を歌うのの。
やさしさや懐かしさを連想させるなっちの『ふるさと』に対して
ののの『ふるさと』は力強さに溢れていた。
アタックとサスを効かせた歌い方で、
聴いていてとにかく前向きになれる。


東京で生まれ育ったののにもののの『ふるさと』がある。
無理になっちを真似ようとしないで、
彼女のふるさとのビジョンを素直に伝えてくれてホント嬉しかった。
もう1つのふるさと。



娘。を愛し続けたののたんの在籍ラストとなる曲『かしまし』。
4年間の実績と『ふるさと』で証明されまくった実力を
持つ彼女に渡されたパートは…


(;´酈`)<へこむ〜♪


魂の一撃だ。
「へこむ」と歌わせたらののたんに敵う者などいない。
むしろ『かしまし』はこのパートを歌うののたんに全てが託されている。
がんばれののたん!  
そして寺田はののたんに土下座。