『夢の掛け橋』

私はあいのの二人が創り出す空間がこの世で一番好きだ。
そしてミニモニ。でやぐリーダーとあいのの二人が絡み合う
究極のトライアングルも同じくらい好きだった。


やぐが卒業し高ちゃんが加入したあの時、私は激しく反発した。
ミニモニ。の色に彼女が合ってないとか、意欲が感じられない等
いろんな理由を並べて批判していた。
今も間違った発言をしたとは思っていないが、
恐らく誰が加入しても何らかの理由を見つけて結局キレていただろう。


やぐリーダーの代わりになる人間など居やしない。
でも。違った形、リーダーという立場ではなくても
あいののを上手く補佐して
ミニモニ。の空気をそのままに残せたかもしれないと
私に夢を描かせた人物が一人だけいた。


紺野あさ美


彼女を語った事はほとんど無いし、
ミニモニ。inこんこん話も極一部の人間にしか話した事がないが、
私は彼女を高く評価している。
頭の回転がよくて体育会系、と完全無欠ながらも
あの奥床しい性格ゆえになかなか前に出ようとしない。
そんな日本の伝統文化そのものな彼女なら
ミニモニ。でも上手く溶け込みながらも
新しい展開が望めると期待していた。


二人ゴト』あいぼむとこんこん。


ミニモニ。は活動停止し、あいののはダブルユーとして
新たなスタートを始めたこの時期になって
あの頃の私の想いが半分実現したようなまるで夢のような放送だった。


ののとこんこんの相性の良さは今更語るまでもないが、
あいぼむとこんこんも想像以上のコンビネーションを魅せてくれた。
とにかくこんこんは合わせてくれる。
動作を機敏に読み取って同じ動作をしたり、
ぼむが話を急転換させても「いいさ♪いいさ♪」と気にしない。
否定(突っ込み)をせず、補足しながら展開させていくこんこん。
それを受けて更に加速するあいぼむ。


その光景は私の思い描いた仮想新ミニモニ。の姿そのものだった。

あいぼむはよく言葉を省略して話す。
秀吉も端的に結論だけ先に口走ったそうだ。
戦国の世とにかく時間が無い。一説には前置きや議論などよりも
まず自分の意思を伝えたいという事なのだという。


TVという短い時間。
その限られた時間の中で個性を発揮するのは難しい。
あいぼむの省略語も芸能界という戦国の世を生き抜く為に
最初の発言で視聴者を釘付けにさせるという超高等技術を
無意識レベルで駆使しているのかもしれない。


あいぼむの言動が理解できない凡人達は
最後まで聞かずに“加護ワールド”などといって流そうとする。
最終的には理路整然とされている事など知りもしないで。
こんな現状の中、加護師匠の言葉を即座に理解し、
遮ることもなく上手く昇華させるこんこんには感服するばかりだった。


短い期間だったけれども、
私の夢を叶えてくれたこの企画に心から感謝です。