『Wの映像の世界Vol.1(サウスポー編)』

現場やメールで稀に「辻ちゃん加護ちゃんどっちが好きですか?」
と聞かれる事がある。
あいぼむ信者でのの右翼の私にとっては
両者を比較する事自体ありえないし、
強いて挙げるなら『二人が創り出す空間』が一番大好きだ。


双子じゃないのに双子みたい。


仕事仲間、親友、ライバル、etc
全ての言葉が当てはまる関係の二人。
寺合宿の頃からお互いライバル視していたけど、
リアルに勝負するような機会はこれまで無かった。
Wとなってからは二人の一体感は更に高まったが、
その分ライバル心を煽る機会というものは更に減少した気がする。


あいののが仲良くしてる姿が私にとって至上の喜びであり、
あいのののコンビネーションプレイこそが私の夢そのもの。
映像の世界(DVD)にはこれら二人の珠玉の絡みが
ぎっしり詰めこまれており嬉しい限りだが
その中に私の全身を凍りつかせたものが一曲だけあった。


ご存知『サウスポー』である。


ブルーフィルムで創られたCGスタジアム。
ピッチャーのの、打者はあいぼむとなっており、
詩の世界を忠実に再現している。
ただ、歌はあくまで投手の気持ちで歌われているので
通常の見方をすると打者役であるあいぼむは敵(ライバル)になるが
この演技が神以外なにものでもない本気ぶり。


基本的には“笑顔”だがその使い分けが半端じゃない。
一本足で自信に満ち溢れた笑顔。
相手を小馬鹿にした笑顔。
冷たい笑顔。
同じシチュエーションでも繊細な表情の変化で詩以上に
世界観を再現している。
特に一度大きく瞬きをして相手を見下したような笑顔をされた時は
暫く震えが止まらなかった。闇ぼむが帰ってきた気がした。


恐怖感を与えつつも可愛らしさは残してる加護師匠。
お見事としかいいようがない。
ガチだ。とにかくガチで殺りにきてる。


対する投手役のののもこれまたガチだ。
あいぼむに怯えるシーンなどは奇跡そのもの。
正直、表情の変化などは加護師匠に比べると少ないが
それでも打者を抑えこもうとする場面は鬼気迫るものがある。
例えるならののの演技は映画向きであいぼむはTVドラマ向きの
ようなもので質が違うがどちらも最強ということ。


サウスポー。
仲が良いだけでない、二人は永遠のライバルであるという事を
改めて思い知らされる内容となっている。
鎬を削りお互いを高め合った最高の『二人が創り出す空間』作品に。