トライアングルエナジー千秋楽(中編)

無敵の竜と最強の虎の一進一退の攻防は結局時間切れに終わった。
特攻の拓でいうマッポ(警察)の登場で勝負はつかずといった所。
ある意味すっかり冷えきったステージにごっちんが登場する。
次々と歌われていくソロ曲に会場は一気にヒートアップ。
モーニング娘。7年の歴史の中でエースと呼ばれたのは4人だけ…」
云々と曙ばりに主張したい。とにかくこれぞエースという貫禄をみせつける。


『宇宙で〜』をなっちと歌い終えたごっちん
そのまま最強の虎(なっち)とのMCへと突入した…。



(●´ー`) <娘。の時を思い返してもさ
 

(●´ー`) <後藤さんと私の二人で一曲を歌いきるってなかったじゃない。


( ´ Д`)<そうだよね


(●´ー`) <リハーサルの時とか間奏の振りとかなっち一杯間違ったじゃん(笑)


( ´ Д`)<んぁ〜。間奏の振りとか早いからね。(笑)


(●´ー`) <そう!ごっつぁん憶えるの早くて。なっちなんか感動しちゃって!


( ´ Д`)<ってかさ。間奏の時ウインクしたでしょ?(笑)


(●´ー`) <したよ♪(LOVE) 


(●´ー`) <なんか嬉しくてさ♪(LOVELOVE)



    〜〜お互いのろけ話(中略)〜〜 



( ´ Д`)<すきだよ♪(激愛)


(●´ー`) <すきだよ♪(溺愛)




「あーやにもウインクしてやってよ!!」


心の底から叫びそうになったが何とか堪えた。
松浦さんとのMCの時とは全く別人の安倍さん。
先ほどの戦場が嘘のよう。ステージは秘密の花園と化していた。
素人目にはあーやへの当て付けに見えるだろうが、
玄人目にもあーやへの当て付けのように見える。


NON!NON!だがそんな事は問題じゃない。
娘。時代はライバルとして切磋琢磨しあった二人が、
ソロとしてお互い独自の世界を更に開花させて
こうしてまた共に歌っている。
大人の事情で組まされる事の無かった二人。
マスコミに根拠のない不仲説を流され、
当人達の意思とは関係なく引き裂かれたなちごまが、
今は「好きだゆ♪」とか言い合ってるのだ。
ロートル的にはもうこれだけでドンブリ何杯でもいける。


なちごまのラヴラヴトークが終わり、会場は和やかムードに包まれる。
そんな空気を只一人、快く思ってない人物がいた。


  _, ._
从‘ 。‘从y━~<……。



なっちの態度の違い。
これから片想いチックなバラードを歌うというのにポッカポカな雰囲気。
全てが彼女の血を熱くさせた。
王者に君臨して以来久しく感じてなかったこの逆境感。
“王道アイドル”の冠を脱ぎ捨てて
姫路の暴れん坊の反撃(ソロコーナー)が始まった____。




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