ヲタバカ一代

今週日曜に放送された番組『わくわく宝島スペシャル』。
どんな意図で制作されてるとか、詳しい事は知らないけど
何か芸を持った素人さんをTVでイジるという内容が多かったです。
んで、この番組の企画の一つに…

『後藤真希、中澤裕子と一緒にLOVEマシーンを歌おう！』
というファンなら発狂ものの企画も混ざってたんです。
ごっちんと同じステージ、ごっちんとウォウウォウ、
どんだけのスペシャルプライスだって話ですよ。

前の週にオーディションがあったんです。
『年齢性別問いません』という条件でした。滅茶苦茶興味ありました。
でもごっちんと同じ場所に立つのは恐れ多いのと、
ごっちん右翼以外が参加してはいけない、絶対にヲタは受からない、
とか計算して結局受けなかったんです。

んで、以下が最終予選を勝ち抜いた四名の勇者。

ゆいちゃん18歳
おさむ君30歳（会社員）
かつや君18歳（専門学校生）
あやちゃん13歳（中学二年生）

女の子二人にボーイが二人、順当なところです。
ん？
ボーイ？

おさむ君30歳（会社員）

ひろみGOでも見ないような真紅のシャツを着こなすおさむ君。
中年太りもなんのその、軽やかに地球外チックなダンスをこなす。
笑顔がまぶしすぎるゼ。おさむ君30歳（会社員）。

「なんでコイツがでてんねぇぇん！！」
TV見て暴れそうになったが、すぐにおさむ君は釣りだと理解した。
局にオモシロキャラとして拾われただけだと。
いつもなら後は哀れみの目で彼を見て終わるのみだけど、
この後、おさむ君について考えてみました。僕も大人になりました。

彼は何故このオーディションに出たのだろう。
年齢容姿もアレだし、ダンスもアレ、なんの自信があったというのか。
いや、別に何の自信もあった訳じゃないかもしれない。
「ごっちんに会いたい」「ごっちんと歌いたい」
その可能性があるから参加した。ただそれだけ。
打算という言葉はおさむ君の辞書にはなかった。

おさむ君は超ド級のバカなのかもしれない。
でも理由や真相はともあれ彼はステージに立った。
ごっちんと歌った、夢を叶えたのだ。
知らず知らず打算的になってた自分におさむ君は
大事な事を思い出させてくれました。サンクスおさむ！