松浦亜弥里帰りスペシャル〜後編〜

前回のあらすじ
松浦さん姫路里帰りコンに参加。
大切なこのライヴを盛り上げようと病み上がりの体で奮闘するも、
左のピストルが地震を起こし、右のべ〜やんが死の舞いを踊り
会場を墓場へと変えて行く。でんでんはすっかり二面楚歌。
悲嘆に暮れたその時、ステージから聞こえてきたものとは…



『気がつけばあなた』
イントロからギターが爽やかに駆け抜ける。
ミディアムなテンポでドラム、ギター、ベース、
それぞれの音が個性を放ちながら、
それを松浦さんが力強く纏めて歌い上げる。


CMで流れていたものとは全く違う印象を受けた。ってか変えてる。
ここで来ましたロックです!ロック入りました!
贔屓目で見てもここ最近のシングルは糞曲ばかりだったけど、
全てがこの曲の為の前フリだったとすら思えてきた。
CM効果に、洗練されたアレンジ、もうこれで売れなきゃ
後浦なつみでMCを中心に活動すればいいとすら感じる。


見渡す限りの人々が彼女の方を向いて動かない。
グズってた子供も、メロンのエロスがキッカケで崩壊寸前だったカップルも
みんなみんな、粒にしか見えない彼女を見ていた。
名曲が世に誕生した瞬間だった。


『LOVE涙色〜桃色片想い〜THE美学』
桃色はWと、美学はメロン。ここら辺はパ〜ティコンと全く同じ展開。
桃色であいののが一言喋る部分では、
あいぼむが「亜弥ちゃんの親から差し入れもらったよー」みたいな
感じだったと思います。
キャプテン公演に比べると3組の絡みは薄かったけど、
言葉を交わす必要がないほど信頼関係が築けてる感じでした。
あいののもメロンもあーやを盛り上げてあげようという
気持ちが随所に伝わってきました。


『絶対に解ける問題X〜GOODBYE夏男』
ここら辺は完全に松浦亜弥ソロステージ。
今までセンターで歌ってた松浦さんがやっとこっちにやってきた。
走ってくる!走ってくる!ん?!
バテてる――――!!歌えてなひ―――――!!


夏男の振りは初期ver。
こちらもヒサブリに初期振りマネ。地面に文字書いてぇgood bye boy。
前から冷たい視線を感じる。ゴメン、俺強くなるから!頑張るから!


『アンコール〜MC』
松浦さんがステージに一人姿を現し語り始めた。
(※記憶曖昧なので他の場面のMCも含んでる可能性大)


从 ' 。') <みんなーずっと立ってて疲れてないー?大丈夫ー?
从 ' 。') <よしよしいいぞ姫路。


「よしよしいいぞ姫路」。
まるでムツゴロウ氏のように姫路をあやす松浦さん。
“ひめじ観光大使”に任命されたと名刺を
スクリーンに映しご満悦の松浦さん。
でも実は姫路城に行った事がない松浦さん。


姫路から東京に向かう日に友達が『さよなら大好きな人』を
友達が歌ってくれた事や、姫路はいつも心の中にあるなど
ヲタなら既出な話を改めてしてくれた。
从‘ 。‘)<姫路めっちゃ好きやで!!


そして彼女が歌ったのは…


【初恋】
イントロが流れた瞬間涙が溢れ出す。
体調不良、長年苦楽を共にしたスタッフとの
別れに悲壮感が漂っていた去年の名古屋ラスト。
慶太兄とのスキャンダルで謝罪をしてた今年の春。
全てを乗り越えて彼女は地元に帰ってきた。
1万人を越える観客を前にして歌っている。


満面の笑みで彼女は歌っていた。
途中、花道でつまずき大爆笑。歌にならない場面も。
微笑む事はあっても決して笑うような曲じゃない。
歌の表現力、歌唱力という点でいえばこの日の『初恋』は過去最低だった。
けど、私には今までで1番の『初恋』。


あの人はいつも 私のそばにいた
あの人はいつも 離れずいてくれた