『紺野あさ美』

夢を見た。こんこん…じゃなくて加護さんの夢。
『笑っていいとも』にマスク被って出てるの。
だ〜れだ?とかじゃなくて、覆面レスラーみたいに普通にでてた。
「どう見てもあいぼむやん!ぼむやん!加護亜依さんやん!」って
TVに突っ込み入れまくってるトコで目が覚めた。
夢を思い返したら悲しくなってきて、
そこからこんこんの卒業を思い出して更に悲しくなった。


平日は多忙で考える暇もなかったけど、
こうして休日になると思い返してきちゃうねぇ。


はい。ってことで今更だけど卒コン振り返ります!
まず心配だった辻さんの怪我が深刻な事にならなくて良かったです。
松葉杖は痛々しかったけど足以外はいたって元気だと
アピールしてたんで実状はともかくその気持ちだけで前向きになれました。
昼は北スタンドで参戦だったんですが南の賓客席!?に辻さんがいる事を
連番相手のべやむ氏に教えて貰いロックオン。
白のワンピースに着替えた辻さんは車椅子ながらもリズムに乗ったり、
こんこん、小川のMCの時には大きなハンカチで涙拭いてました。
ステージからののに手を振るこんこんと笑顔で振り返すのの。
競演は出来なかったけど二人の間には必要ないんだとシミジミした瞬間でした。


ライヴの方はというとワンダコンだから当然客層もバラバラだし
構成も最悪だったけど『好きな先輩』を歌う5期には
熱いものを感じました。ってか、昼夜とも涙が止まらなかった。



昔の私を知ってる人には今更の話だけどかつて5期のアンチでした。
『5期メンバー』じゃなくて『5期』ね。
仲良しこよしで群れる所も、足並み揃える所も、個性が見えないのも、
引っ込み事案なのも、「弱肉強食」を座右の銘に生きる
中澤リーダー率いる娘。が好きだった私には堪えられない存在でした。


だけど『好きな先輩』だけは大好きだった。


最初聴いた時は「こんな名曲はあいののに歌わせろや!」なんて
キレてたけどツアーで一生懸命歌う5期の姿を見たり、
歌詞が胸に届くようになった頃には
『好きな先輩』を歌うのは5期メンバー以外考えられなくなっていた。
贔屓である6期メンバーがこの曲を引き継いだ時すら大反発した。
大嫌いな5期じゃなきゃ認めない大好きな曲。なんだろこれ。


それにしても約5年間娘。に在籍した証の集大成が
『好きな先輩』ってのはどうなんだろうって
感動しつつもなんとなく物悲しかった。
卒業式としては二人一緒だし、一番しっくりとはくるけど
5期の絆はいいとして、こんこんの5年間は何だったの?って。
『好きな先輩』はあくまで後輩の歌。
最後は経歴も実力も先輩となったこんこんの“今”を見たかった。


あとこんこんに対する娘。メンバーからの送る言葉。
後輩達は食べ物とか、マイペースのことに触れ
同期はこんこんは頑固者だということや絆に触れ
フットサル仲間のミキティ、よっすぃはこんこんの負けず嫌いな所や
カッコイイこんこん、悔しがってるこんこんに触れていた。


私はどのこんこんも知識としては知っているけど、
実際に体感してるのは後輩達と同じく
食べ物を美味しそうに食べるとこやマイペースな部分だけかもしれない。
知識じゃなく知恵として頭の回転がいいのも、
空手茶帯漢字検定持ってるのも、毒を吐かせたら何気に凄いのも、
争いごとが嫌いで温和なのも知ってる。


もう何度も書いてるけど私は才能ある人に惹かれます。
こんこんの美味しそうに食べてるとこもボケーっとしてるとこも、
大好きだけどあらゆる可能性を秘めた所が一番好きだったんです。
その可能性の先をほとんど見る事なく、
卒業していっちゃうのが何よりも悔しい。


ミキティは言いました。
「おっとりのこんこんが早く動くのを見れるのがフットサル」
「カッコイイこんこん、悔しがってるこんこんが見れる」と。
よっすぃも言いました。
「フットサルで繋がれたなって思った」と。
「こんこんの負けず嫌いに火をつけたのがフットサル」だと。


ガッタス本では冷や汗かくような発言までしてたこんこん。
私が想い抱いてたこんこんがそこがいた。
芸能界は思い通りにいかない、先が見えないから周りに気を遣い、
ルールがあって努力に結果が反映されるスポーツでは
自分を解放してたというのだろうか。
娘。としてはあくまでアイドルとして振舞っていたという事だろうか。
ああ、まだまだ知らない事が多すぎるのに早すぎだよこんこん。


『娘DOKYU!』のこんこん最後の言葉。
ファンの皆さんの幸せなこの先を私も願ってますし、
私自身頑張っていくこの先も心の中で応援して貰えたらと思っています。
ホントにどうもありがとうございました。


「心の中で応援」。
ハロプロからも卒業するんだって実感してしまう言葉だった。
身近に思えた存在だからこそ、過去の淡い思い出とはならず
いつまでも心に焼きついて離れない。


まだ卒業おめでとうとは言えないよこんこん。