『すい臓の意味を教えて』

はい皆さんこんばんはー!ご無沙汰しておりますでんでんです。
生きております!……まだ…今のところは……。


突然ですが、膵臓(すいぞう)ってご存知でしょうか?
働きは知らなくとも大体の方は名前くらいは聞いたことあると思います。
膵液を分泌して十二指腸に排出したりインシュリンを分泌したりetc、
まぁ聞いてもピンと来ないマニワな臓器でございます。
五臓にも入れないローカル君でございます。


先日、健康診断の結果が返ってきました。
全力で現場に挑む事もなくなったので血尿もないし肺もOK。
ダンスとビリー教官のお陰もあってか結構いい数字並んでました。
しかし一つだけ基準値を大幅に上回る数字がありました。
それは…。


『CA19-9』


血液検査によって消化器系の癌、特に膵癌や胆道系の癌の
診断に使われるマーカーで基準値は0〜37。
で、自分は58.1 
一言で言うと「YOU!膵臓ガンの可能性高いヨ!」とされたという訳です。


吐き気、下痢、目眩、腹痛etc思い返せば、
体中のあちこちで症状はありました。
加護さんの例の件以来から。そして辻さんのバカ旦那の発言聞くたび加速。
酒ほとんど飲まないしタバコも吸わない、養命酒とサプリを愛する健康ヲタが
唯一膵臓に与えてた負担といえば自律神経系かなと。


健康診断書には検査結果の見方表というのがあって
CA19-9』の所を見ると膵臓ガンと膵炎に高い有用性があると書いてます。
私は“膵炎”であって欲しいと一途の願いを込めながら
CA19-9』でネット検索してみました。すると出るのは膵臓ガンの事ばかり。
念のためと、すい臓ガンを調べて見ると恐ろしい言葉がずらりと…


「すい臓ガンはガンの最右翼!!王様!!最強!!」
「発見した時には既に手遅れ!3ヶ月で半数、1年で90%が亡くなる!」
「 治 療 む り ぽ  」


さすがにビビった私は翌日病院に行った。


地元の総合病院の受付で健康診断書を渡して事情を説明する。
そして二時間待った後にいよいよ先生の診察。
白髪混じりのボサボサ頭にシワが入った白衣、
スリッパを履いた初老の男の先生だった。
良い方向に考えれば身なりを気にしない名医だが、
悪い方にというか、見たままを言うとヤブ丸出しだった。
「報告書を見せてもらえますか?」との言われたので手渡す。
難しい顔をしてその紙をじっと見た後、


「さぞ眠れない夜を過ごされてきたでしょうね」


昔のドラマでも言わないセリフを思いっきり深刻な表情で言われた。
ネットとか見すぎて自分が心配しすぎてたんじゃないかという、
淡い期待は一気に打ち砕かれた。


ドクターは続ける。
「年齢もまだ若いんでガンの可能性は低いですよ。
 勿論無いとは言えませんけどね。」
「すい臓って臓器はガン発見が難しいんですよ。
 だから検査すれば見つかるという訳ではありません」


すい臓という臓器のせいだけど、この中途半端すぎる診断に
俺の中の全米が泣いた五臓六腑も泣いた。
とりあえず判る範囲でという事で月曜日にエコーとCT検査の予約を入れた。
会計を済ませた後、受付の女の子の「お大事にー」という言葉に
「大事にって!!癌だとして大事にしたら治るンっ!?ねぇ!ねぇってば!」
危うく突っ込みそうになった。


月曜日診察行ってきます。
例え1%でも死ぬという恐怖。怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖いこわいこわい。
まだ加護さんの復帰も見てないのに、ののの子供も見てないのに死ねない。
死ぬわけにはいかないよ。