セカンドインパクト

11月は何故か葬式に参列する事が多かったんですが、
今や葬儀界隈も演出の時代みたいですね。
スモークやレーザー光線に生前の素敵VTRを流したりとまるで結婚式。
BGMは「千の風」とかやりすぎだろヲイと。
大体「私はそこにいません」とか言ってるし
レクイエムとしては微妙にポジティブ。微妙に泣けない。
でもお陰で生きることの有り難さを実感してます。
希空ちゃんが生まれてきた奇跡。
どんな容姿でも性格でも私は一生愛せると思います。VIVA!家族愛。



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はい。遅くなりましたが松浦亜弥コンサートツアー
ダブルレインボウ千秋楽に行ってきました。
いやぁ歌は当然としてMCが楽しい!


松浦亜弥、初体験の巻』。
マッサージに行ったら韓国人に
「アナタ!滑り悪いヨ!次は垢すりした方がいいヨ!(片言でマネするあーや)」
聡明な松浦さんも垢が溜まってると言われちゃさすがに黙って過ごせない。
気になって数日後にもう一度訪れたそうです。


まずはサウナに入って垢を落としやすくするそうですが、
サウナが苦手な松浦さんは5分が限界。
その後、垢すりしてもらったそうですが最初は何とも無くて
後から痛みを感じるようになったそうです。
韓国人にその事を訴えると
「サウナは30(40?)分入らないとダメだヨ!」とダメだし。
止めてもらおうにも「お金貰ってるカラ!」と聞いてくれない。


結果。
ツルツルお肌になって客席の皆にお勧めする松浦さん。
予測平均年齢30オーバーのおっさん達相手に垢すり勧めたり、
世間的にはアイドルなのに垢が溜まってる云々とか
この飾らなすぎる所が素敵すぎ!


ツアーFINALのTシャツデザインも本当なら『夜露死苦』にしたかったけど、
“死”や“苦”は言葉はマズイという事でNGが出たそうです。
「『夜露死苦』なんてTシャツ見ないじゃないですか。だからあえて!」
と語る松浦さん。時代の先の先を行ってます。


好きな人が行った場所、物とかお勧めを同じように擬似体験して
幸せに浸るのがファン心理じゃないですか。
デビュー当時と比べると劇的に変化した松浦さん。
その彼女について行ってる屈強なファンの鏡達。
次のツアーではツルツルのお肌で『夜露死苦』Tシャツを着た
ダンディが客席に集結してる可能性もある訳ですよ。
自分だけでなくファンも共に成長させていくあーや。
数年後には亜弥コンはハロプロでもっともハイソサエティとなるでしょう。
YOUチョビヒゲの準備OK?

   

アルバム『ダブルレインボウ』に飛び抜けた名曲はないけど
松浦さんの意見や希望を取り入れて創られたこのアルバムには、
等身大の彼女が一杯詰まってます。
私的には70、80点の曲が並んでる感じだったけど、
今回何度かライヴに参加して『ダブルレインボウ(※アルバムの1曲)』が
私の中の特別な一曲になりました。


彼女の声を通して自分なりに詩の世界が見えたんですよ。
上手く表現できないけど、松浦さんが描いている想い(唄)に
ココロが共鳴して今まで見えなかった部分が見えた感じです。
それはCDを何度聴いても伝わらない気持ち。


千秋楽のこの日、松浦さんは昼夜何度も歌詞を飛ばしました。
歌う事が改めて好きになったとか、歌詞にようやく気持ちを
込められるようになってきたと言っておいての歌詞飛ばし連発。


私が見た限り歌詞を飛ばした瞬間に照れ笑いは一切ありませんでした。
誤魔化したり、MCで触れたりもしません。
顎に異常あるんじゃないかと心配もしましたがそうでもないようです。


この先はただの推測だけど今回の歌詞飛ばしは
詞に感情を込めすぎた、高まりすぎたんじゃないかなぁって。
昔『砂を噛むように』の曲紹介で
「気持ちを込めすぎると聴く人が重く感じるから
感情を入れすぎないようにしている」とか言ってたけど、
『ダブルレインボウ』という自分の分身とも言えるアルバムに出会って、
初めて感情を込めるという意味を知ったのかもしれない。


歌手としての実力は誰もが認める松浦さん。
その完成されたスタイルゆえに歌い手として成長する事は
ほとんど無いと思っていたけど、
今回のツアーでこれからが本当のスタートなんだと思いました。
始まったな!あーや。