『LIVE握手会』

2008年8月30日。運命の日はあっという間にやってきた。
大阪梅田ジュンク堂書店にて出版記念握手会。
あの天下の加護さんと再び握手できる機会が訪れようとは、
謹慎中には夢にも思わなかった。


普段ならあいののやあーやなど敬意を持ってる人と、
握手するのは恐れ多いので回避してる所だけど、
今回は参加することにした。
復帰イベントでも言った「お帰りなさい!」を直接言いたかったのと、
永遠に応援してますよと伝えたかったから。


思えば加護さんと握手するのは3年前
『愛の意味』イベ以来となる。
あの時は正直、辻さんの時点で世界が真っ暗になったので、
加護さんの顔はほとんど記憶にない。
なので今回が初の握手といってもいいくらいだけど、
あれから私も歳を重ねて経験値も積みました。
「ありわわわ…」では絶対に終わらないと決死の覚悟を持って家を出発。


梅田にて相棒のピストルの合流。
聞けば何を言うのかまだ決めてないらしい。
認知&発言を期待されているというのに相変わらず頼もしき漢よ。


梅田ジュンク堂ヒルトンプラザの5Fという
最も洗練されたオサレさん達が集うビルの一角にありました。
握手参加者は限定300名。
本屋にはさぞかし歴戦の猛者達が溢れかえってる…と思いきや、
意外と女性や若者の比率が高かったです。


店内の隅に並ばされて皆さん大人しく待機。
ハローだと歌があってその後に握手という流れが基本だけど、
それが今回は純粋に握手だけとあってライヴ後の“ノリ”で
軽く握手という訳にはいかない。重圧感が半端ない。
ましてや1(2)時間もこの為だけに時間を割いてくれているのだ。
単純計算で12秒/人もある。
ハローだとワールドツアークラスの時間っぷりだ。
さぁどうする!?


握手会は店内の奥で行われており、外からは全く見えない状況で
10人程度の人数がその中に呼ばれて入っていくという感じ。
時間の割り当て方といい「復帰おめでとうございます」だけじゃ、
完全にライトヲタと思われてしまう。
常に笑いを求めている加護さんの期待に応えるべく、
伝えたい事と同時に笑いも頑張ることにした。


あれやこれや悩んでる内に私の番号が呼ばれ中へ通される。
そこで見たものは…





紺のスーツ!?に身を包んだ加護さんの姿が!
終始笑顔を絶やさずに一人ひとりゆっくりと話をしていました。
周りの5人程度いたスタッフも終始笑顔。怖いくらい本気で笑顔。
これが加護さんの力!周りを全て笑顔にしてしまう天性の才。
この笑顔があと少ししたら、自分に向けられると思うと無茶苦茶怖くなった。
逃げ道探したくらい。膝の震えも止まらない。
知らなかったよ。怖いと本当に膝って震えるんだねママン。


遂に私の番が来た。
もう逃げない!泣かない!吐かない!
加護さんが芸能界から居なくなったあの辛かった日々に比べたら
全ては些細な出来事。
さぁ言うんだ!「お帰りなさい!」と。
そして最高のアメリカンジョークであいぼむを笑顔にさせるんだ!
(小走りで加護さんのもとへ…)



おじさんが好きと聞いてとんできました!



  ハハハ…。



外した。思いっきり外した。
それはもう絵に描いたような失笑、苦笑。
周りのスタッフさんは笑ってくれていたようだが、
当のご本人様は見事に八の字眉。
だって…おじさん好きとか言ってたし…おじさん……
すみません!本当に生まれてきてすみません!



 やっちまったなぁ!!


この後は一応「復帰おめでとうございます!」
「この間のライヴも参加しました!」
「歌の方も楽しみにしてるので頑張ってください!」と早口で
応援の言葉を並べたけど、本命のお笑いネタは言えずじまい。
後ろで見ていたピス曰く「子犬がキャンキャンしてるようだった」らしい。
(※恥にまみれて去り行く私の背中越しに「あっ!ピストルさんだ☆」の声。
握手前から爆反応を貰っている英雄ピストルのレポは亜依国にて)


ヲレヲレ的には残念な結果だったけど、
復帰祝いを直接言えたしあのオーラを直で
体感できたのでとても良かったです!
やっぱ加護さん変わってねぇぇ!!