Buono!〜ライブ2009〜ハイブリッド☆パンチ

宴が始まる前のインタビューで彼女達は言った。


嗣永「すっごく楽しいライブになるのは間違いないと思います」
夏焼「登場から最後まで、とにかく"格好いいライブ"にしたいんです」
鈴木「Buono!がメインにしているのは、"ロック"という姿」


三者三様まるで違うが、彼女達の言葉に嘘偽りはなかった。
日本青年舘で行われたBuono!〜ハイブリッド☆パンチ〜は
まさに楽しくて、格好よくて、ロックで、更に言うならキャワキャワで
感動的でウィ!なライヴとなった。


はい!という事でBuono!コンに3日間参戦してきました!
今更です!今更ですが俺には先ほどの出来事です!
初日と土日全てピス連番・通路席にて参加デス!
公式レポは既にいくつか上がってるので、
ここではヲレヲレで感想書きます。長いよ?


01. co・no・mi・chi
一曲目は勿論、つんくの寄生曲をドーンと一発。
この可も不可もない中途半端な曲を聴いて、
2曲目以降のBuono!曲のありがたみを再度確認させるという孔明の策略。
ウォーミングアップに最適。おつまみにも。


02. Internet Cupid
03. みんなだいすき
04. ホントのじぶん

最初は唯一好きになれなかった『Internet Cupid』。
よくPerfumeと比較されてたけどPerfumeに失礼と思ってたくらい。
それが去年に生で観て以来評価は一変。今じゃすっかりお気に入りですよ。
生で聴く桃子の声がすんごい曲にピッタリなの!
ロボットダンスもどきがツボなの!


4曲目で早くもBuono!デビュー曲『ホントのじぶん』。
この一曲でご飯3杯は食べれる名曲が早くも登場ですよ。
甘酸っぱい青春ソングなのにそれぞれの推しメンへのコールの大きさ、
MIX、破壊的な振り付けなどカオスな要素満載なこの曲。
脱ぎなよ?YOUホントのじぶん見せちゃいなヨ?と。
これはBuono!からの挑戦状である!


MCでは自称リーダーだった桃子が正式にリーダーへと就任したことを報告。
オバマのマネして「Yes, We Can」とヲタを煽る。
ちなみにナタリーでは
>そのシュプレヒコールはいつの間にか「Buono!サイコー」と変わり
となってるけど「桃サイコー」が正解。桃子が先導して観客に言わせたんです。
記者の周りがそう叫んでたのか愛理or雅推しの記者が自分で
Buono!サイコー」と叫んで周りが見えかったのか真相は闇の中。
それだけ熱狂的な空間だったってことデス。


05. 消失点 -Vanishing Point-
06. I NEED YOU
07. OVER THE RAINBOW

NEWアルバムから三人それぞれにスポットを当てた曲を披露。
消失点は雅メイン。昭和の懐メロ風味で切ない歌い方が雅にぴったり。


I NEED YOUは桃子。ハワイアンからメロコア風味へと切り変わる素敵ソング。
アルバム発売日とツアー初日が同日だった為、
初日はリズムに付いていけない客が多数いましたね。
私は事前に聴き込んでいったので曲にはのれたけど最初ダンスがきつかった。
単純な振りだけど裏のリズムとるのが何気にムズイ。


OVER THE RAINBOWは愛理。
曲名まんま「HEY!虹の向こうはどうなってんだい?BOYS&GIRLS!」的な
バラードソング。愛理の慈悲に溢れた声にピッタリな曲デス。


Buono!の楽曲がどれも優れてるのは勿論、上記の三曲のように
それぞれの声や個性に合ってるのが多いんですよ。
曲にメンバーを当てはめるのか、メンバーありきで曲を製作してるのか
判らないけど一言でいうならBuono!メンを良く理解してるなぁと。
本家のハロプロがあれで外部がこのクオリティとか。
Buono!スタッフの愛情を感じました。


この後は茶番劇。
「お腹減った」とダダこねる愛理に「私も昔はそうだった」と、
一杯のかけそばもどきの苦労話を語りだす雅。
反省した愛理は桃子を押しのけ雅と抱き合うという美しい茶番劇です。
桃子放置プレーが見所だけど、
「みやびぃじゃんごべぇんねぇぇぇーー!!(雅ちゃんごめんネ!」と
濁音混じりで泣きながら謝る愛理が裏エキサイトポイント。


08. こころのたまご
09. 星の羊たち

楽しい曲&素敵な曲のコンボ。
このあとはVTR。
楽屋裏に戻り「お腹すいたー」と愛理。さっきの茶番劇の続きが始まる。
桃子が「仕方ないわねぇ」とピザーラに楽屋までピザを注文します。
届いた大量のピザをリアルにぺろりと完食(食事風景早送り)する三人。
Buono!の看板は伊達じゃねぇ!
食事の準備中に愛理がずっとピザーラCMソング&オリジナルを
歌い踊ってるのが筆舌に尽くしがたいほどキュート。THE 愛理。
愛理のダンスに合わせて客席も手拍子してるし、
彼女が最高の表情を見せる度にリアルな興奮声が客席から漏れ聞こえました。
「ハァァーーン!」とかそんな生易しいもんじゃない。
「ヒヒョーー!」とか「フゥオー!」とかマジ奇声。
こんな声があちらこちらと俺の口から聞こえました。ええ。


10. ロックの神様
11. 泣き虫少年

白幕にシルエットで浮かび上がる三人。
イントロが始まった瞬間客席大盛り上がり。
「前半はポップバージョンでしたが後半はロックバージョンでいきます」と雅。
泣き虫少年では左右に突き上がった花道でガンガン客を煽る煽る。
振りもフリーが多くそれぞれの個性が出て面白い。
愛理嬢はロックなのにサイドステップ刻みたおしてました。


12. ロッタラ ロッタラ
既存の曲で一番驚いたのがこの曲。
あのエドサリバン的な70年代PVの印象が強すぎたのか、
ロッタラに対して余りロックなイメージはなかった。
それが奥さん!生ロッタラのえげつないこと!
低音の響きとギターのリフとPOPな歌声が絶妙なバランスで
耳に心地良く響くんです!
Buono!の真骨頂「カッコかわいい」全快な曲だったんです!
あれから毎日ロッタラ聴いてるけど、
Ipod程度とかじゃあの重厚な音はやはり再現されません。残念。


13. Early Bird〜Café Buono!
14. マイラブ

Early Birdは残念ながら心も耳もロッタラに侵された状態で
まともに聴いてないです。
マイラブはスカだけどラッパが居ないので想像よりちょっと弱いかなと。
歌詞に合わせたメンバーの振りが可愛らしかったデス。


15. ゴール
ライヴ前に唯一たった一回で聴くの止めた曲。
最初布団の中で聴いた時、体は震えるし涙止まらなかったもん。
Buono!は名曲揃いでジャンルも多岐に分かれてるけど
この曲はある種の完成系です。曲名通りゴールです。
「コールドプレイのパクリじゃん?」とか恥ずかしい事言ってる人は、
サトリアーニのリフに全身刻まれなさい。


生で聴いた感想はそれはもう身じろぎ一つ出来ないほどの衝撃で、
宇宙の中にポツンと一人浮いてるような感覚でした。
ふと隣見たら髭ヅラ金髪のヤクザ(ピストル)がいたので
一瞬で地上に舞い戻りましたけど。
これはもう観て聴いてもらうしかない曲です。YOU宇宙遊泳しちゃいなヨ?


※ここからヲレヲレ入ります


16. 恋愛ライダー
17. れでぃぱんさぁ
18. Kiss! Kiss! Kiss!

『ゴール』の後に『ライダー』とかふり幅凄すぎ。
高まりすぎて残念ながら記憶が曖昧。
ライダーはピストル氏が公演ごとに
「ここなら愛理に撃たれるよ!」「この位置なら愛理に!」と
しきりに撃たれ死にたがってたのが印象。
こちらは踊り倒すのに必死。エアマシンでライダーしてました。


『Kiss! Kiss! Kiss!』
キュートでクレイジーでダンサブルと三拍子揃った伝説曲。
発売当初は青春胸DOKIソングだったのが今じゃすっかりデスソング。
曲中に三人が眠る所は変えてきてたそうですね。
その場で眠る→バンドメンバーと眠る→三人座って眠る という風に。


私は残念ながら4人目のBuono!化してるのでその部分は余り観てません。
ピストルの肩で眠る→ピストルの胸で眠る→ピストルの腰に抱きついて眠る
シラフじゃ絶対できないプレイしてました。Buono!恐るべし!


アンコール
19. 君がいれば
20. Last Forever

最後に『Last Forever』を持ってくるのは意外でしたが、
詩にある卒業式の風景とライヴのラストが上手く重なって感動的でした。
「おわらない ずっと ね」とかちょー胸にくる。
ダンスも初日はほぼ基本に忠実でしたが、
土日は全員で手を振って一体感を増すようなダンスに変えてきてました。


初日、土曜と観てピストル氏と最高のライヴだなぁと
絶賛してたんですが『じゃなきゃ』が無いのだけがお互い腑に落ちなかった。
「これで『じゃなきゃ』まであったら死んでたよ!次回のお楽しみだね!ハハ」
とお互い強がり言ってた。


千秋楽(夜)にやるんじゃないかと推測もしたけど、
シングルの『ガチンコ』も演奏してないのでやるならソッチだろうと読んでた。
最終日の昼公演で帰ってしまう私達が望んだ事はただ一つ
「夜に『じゃなきゃ』をやるなよっ!!」この一点のみ。


日曜日の昼、ラストの『Last Forever』で全身に残ってる力を全て引き出した。
飛び跳ねながら両手を振った。Buono!さよなら!また次の日まで!と。
曲が終わり何もかも燃え尽きた。はずが…。
誰かの声が聞こえたんだ。
「このままじゃ終われないよねぇぇぇぇぇーーー♪」と。


聴こえてくるギターのイントロ。
数百回と聴き倒した“あの”音。
最初の一音で全てを理解した。(0.3秒)
全身に稲妻が走った。(1.5秒)
ピストルと抱き合った。(2.1秒)
『Last Forever』で体力使い果たしたのを後悔した。(4秒)


『じゃなきゃもったいない!』
キタァァァァーーーーーー!!!!(*゚∀゚)=3


なんなんなんだよこのサプライズ!!
普通シングル曲の『ガチンコ』でしょ!!何考えてるの!!(超笑顔で)
精魂尽きたはずの肉体がみるみる再生していく。
無我夢中で拳を振り上げてたら、愛理嬢がふとこちらへと視線を向けた。
そして我々のいる右サイド花道ポジションにヤヤヤってきたのだ。


幸運な事に右サイド花道通路にいた私達と愛理との距離は1M!
邪魔するものは何も無い!あっても知らない!
斜め45℃の角度を向いて必死で手を伸ばす餓鬼!
下界を慈悲の目で見つめる天使。
超必死にピョンピョン飛び跳ねてアピールする餓鬼!
目線を一匹の餓鬼に落として手を差し伸べてあげる天使。
餓鬼、浄化されて土に還る。その顔は幸せだったそうじゃ。 



こんな感じで終始楽しかったBuono!コン。
ライヴ自体は当然のこと、MCも面白いしVTRも
何回見ても飽きるどころか早くDVD化してほしいと思いました。
そんなこんなで気が付けば今日という日が来ちまったという訳です。
想像以上に最高のライヴだったので、
今年これからどうやって乗り切ろうかって感じ。
まだBuono!アルバムを聴いてない、ライヴに参加してないって
ハロプロッ子はBuono!に近寄らないようがいいヨ!危ないヨ!