BLACKBEAT

東京の電車に乗るたび思い出す。
あの夏の日のおもひで。


それは以前、都内に出張していた頃のお話。
私と同僚が会社の愚痴をこぼしながら電車に乗っていると
典型的な黒人マッチョと遊び人風な日本女性のカップルが乗車してきた。
帰宅途中のくたびれたリーマン達がいる中で
二人だけは「HAHAHA!」と英語で電車内を賑わせる。


日本の真ん中で英語でイチャつくカップル。
その日極度に疲れていた私と同僚は
女性がどう見ても日本人であるにも関わらず
二人には日本語が判らないだろうと勘違いをしてしまった。
そして同僚と僻みながら二人の出会いなど勝手に妄想して喋った。


私「黒人さんですよ。黒人さん。」
同僚「どこで知り合ったんやろ?」
私「ってか、なんだよあの筋肉。ドーピングだろアレww」
同僚「勝てる気しねぇな。」
私「あれだけの体格、しかも黒人とくればやっぱジュニアの方も!」
同僚「…勝てる気しねぇな。」


こんな会話をしてると「ちょっとアナタ達!好き勝手に言ってくれるわね!」
と女性の声が…。
そうだった彼女は日本人だった!
さっきまでの惨めな会話を聞かれていた恥ずかしさと、
驚きで暫し呆然としていた私達。


そんな二人を見てフフッと笑顔になった彼女。
こちらが非礼を詫びた後、彼女は話を始めてくれた。
「そう、ボブ(仮名)と出会ったのは…」


ボクはそんな大きくないデース!


彼女の言葉を遮り電車内に響き渡る轟音。
声の主は…ボブだ!!
ボブが瞳をウルウルさせながらこちらを見つめていた。
「ちょっ!ボブっ!!」思いっきり照れ笑いながらボブを叩く彼女。
「ボクは普通デース!普通なんデース!」
彼女をスルーしてこちらに懸命に訴えかけるボブ。
繊細な心を傷つけてゴメンよボブ。
あと何で「ジュニア」で判るんだいボブ。


この後、四人は電車を降りるまで楽しく会話をしましたが
私はこの時、身を持って体験した。
「人は見かけによらない」のだと。



そして2009冬。
二人の幸せな姿を思い出しながら乗り込んだ都内の電車。
行ってきましたBuono! ファーストライブツアー2009 〜Winterフェスタ!


ってか、前置き長すぎて肝心の本編がもう書けないぜっ!
10ヶ月ぶりです!ご無沙汰です!でんでん(伝伝)です!
私自身半年ぶりに覗いたくらいなんで、
もう誰も見てないだろうけど自己満足とボブの為に
最低Buono!コンだけはカキコして行くのでよろしく!